タイムスリップ現象(鮮明に蘇る過去の記憶)

タイムスリップ現象とは?

過去の印象的な記憶が鮮明に呼び戻され、時や場所を超えて本当にその場にいるような感覚になる現象です。

周りにいた人の数や服装、その場の明るさや聞こえた音など、どうでも良いこともこと細かく思い出されます。
これは悪い記憶だけでなく、良い思い出にも起こります。
(しかし、僕の場合思い出されるのは悪い記憶ばっかりです😓)
とにかく、印象深い記憶が蘇ります。
このため、良い思い出ならいいのですが、悪い思い出が蘇るとその度に凹んで、精神を消耗します。
時が解決すると言うように、恥ずかしい思い出やムカつく思い出などの嫌な記憶は時間に比例して忘却されることで解決することが多いと思います。

しかし、タイムスリップ現象はそうはさせてくれません。
なるべく他のことに集中してそのことを考えないようにする。
でも、忘却しかけたのに、何かのキッカケでタイムスリップ現象が起こり、結局記憶が蘇る。
この繰り返しによって、記憶から嫌な思い出が拭いきれないのが辛いです。

また、僕はそこまでではないのですが、人によってはタイムスリップ現象が現れる頻度が高すぎて仕事や勉強にならないという方もいるそうです。

原因

ASDの人でなくとも、恥ずかしい体験やムカつく体験など、嫌な経験は記憶に残りやすいですよね。

なんであんなことしちゃったんだろう。
と、後悔したり、

あ〜、なんなんだよアイツ💢
と、理不尽な行為や理解できない言動にしばらく怒りが収まらないことはよくあると思います。

一方で、努力が実った瞬間や初めての体験による感動なども印象に残りやすいと思います。


このように、ただでさえ残りやすい記憶にASDの驚異的な記憶が拍車を掛けることにより、発症します。

治療薬

タイムスリップ現象を和らげるアリピプラゾールという薬があります。
大塚製薬が開発した薬で、日本ではエビリファイという商品名がつけられています。
この薬は脳内のドパミンの濃度を調整する効果があるそうです。
脳内のドパミン量が過剰な時はドパミン放出を抑制する方向に働き、
逆に、脳内のドパミン量が少ない時はドパミンを放出する方向に働きます。

この薬はASDの特徴の一つである知覚過敏にも働く他、統合失調症の治療薬としても使用されているそうです。

しかし、糖尿病またはその既往歴のある人や肝障害を持つ人などには副作用が起こるそうなので、慎重に服用する必要があります。

まだある!記憶力がもたらすある問題

タイムスリップ現象を見てきました。
印象的な過去の記憶(僕の場合嫌な記憶)が繰り返し鮮明に蘇ることにより、当時の気持ちも掘り起こされるというものでした。
そして、時間が経過しても記憶が廃れない点も持ち合わせていました。

でも、なんだかんだ言って記憶力が良いと暗記ができたり、仕事を覚えやすいから良いんじゃないの?と思われるかもしれません。
確かにメリットも大きいです。
しかし、このメリットがかえってある問題を肥大化させる可能性があります。
その問題とはパーソナリティ障害です。
次回はそのパーソナリティ障害について見ていきたいと思います。

※参考にした本

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