ASDとパーソナリティ障害

こんにちは。
この記事では、ASDから派生する可能性があるパーソナリティ障害という問題について見ていきたいと思います。
僕はASDがパーソナリティ障害に繋がる理由としてASDの人が持つ記憶力の良さが関係すると考えています。
そこで、

  • 簡単ではありますが、パーソナリティ障害とはどんなものなのか。
  • なぜ、記憶力の良さがパーソナリティ障害に繋がるのか。

この2点を僕の経験を挙げて書いてみます。

パーソナリティ障害ってどんなもの?

パーソナリティ障害とは

自分が持つパーソナリティが周りと著しくズレているために起こる障害

です。

まず、パーソナリティとはなんぞやって思いますよね。
パーソナリティとは

①自分が持っている物事に対する考え方、見方、思考

②それらを基に起こす自分自身や他の人に対する行動や反応

のことです。

パーソナリティは人それぞれ異なり、自分自身を形成します。
また、パーソナリティは刹那的なものではなく、持続的なものです。
そして、パーソナリティは経験や挫折などが原因で変化します。
(かつてはパーソナリティは生まれつきの性格で不変なものと見なされてきましたが、現在では十分に変わりうると考えられているそうです)
(よって、パーソナリティ障害は不治の病ではなく、時間をかけて治療することで改善できます)
パーソナリティが大きく変わるのは思春期(およそ12歳〜18歳)と言われています。
さらに青年期(およそ18歳〜24歳)あたりにパーソナリティのズレが大きくなると考えられています。つまり、この時期にパーソナリティ障害が現れることが多いと思われます。

障害の分類

パーソナリティ障害は自分が持つパーソナリティが周りと大きく乖離するために起こる障害でした。

パーソナリティ障害は大きく3つのカテゴリーに分類されます。

  • A群(奇妙で風変わり)
  • B群(移り気(感情の混乱が激しい)であり、演技的で情緒的)
  • C群(不安や恐怖心が強く内向的)

上の3つのタイプによって、それぞれ症状が異なりますが、いずれも

物事の捉え方が大きく偏っていて、尚且つ感情や行動のコントロールが苦手であることが共通しています。
そのため、周囲と適当な人間関係を構築できず、孤立などの問題が生じます。

簡単ではありますが、パーソナリティ障害について見てみました。
続いてはこのパーソナリティ障害がどうしてASDの記憶力の良さと繋がるのかを僕の経験を基に書いていきたいと思います。

ASDの特性(記憶力の良さ)とパーソナリティ障害

パーソナリティが大きく変わるのは思春期(およそ12歳〜18歳)でした。
これは中学生から高校生に及ぶ時期です。
この時期は勉強や部活に遊びとやりたい事やるべき事がいっぱいあります。
しかし、学生の頃からASD傾向だった僕は興味の狭さや出不精・ビビりからやりたい事がなかなか見つからず、学生の本分である勉強を着々と行ってはテレビやラジオを聞いて過ごす日々でした。
中学時代の勉強は記憶力がそこそこあったためよく出来て、テストの度に表彰されていました。
他の事に興味がなく、勉強でのみ認められていた僕はいつしか勉強ができる事を強みとし、勉強により僕はアイデンティティを確立してました。
そして、訪れた高校受験。
僕は合格通知を手に入れ、地元のトップ進学校へ進学しました。
しかし、上には上がいます。
それまで、勉強でのみアイデンティティを確立してましたが、その強みも次第に薄れてきて、自分には何ができるのか。そもそも自分とは何者なのかが分からなくなってきました。
そんな中でも勉強を頑張り、得意科目の英語や物理や日本史ではベスト3に入る事が多く、科目全体を見ても上位をキープしてました。
そのため、親や周りの期待値が上がっていくのを感じました。
そして、僕もある程度の自信を取り戻していました。
しかし、当時の僕にとって一番の挫折を味わいます。
それは大学受験失敗です。
模試の判定等で大丈夫だろうと高を括っていた僕ですが、今思うと完全に努力不足で第一志望の大学に落ちました。
そして、この時あるものも崩れ落ちるのを感じました。
アイデンティティです。
それまで僕には誇れるものが勉強しかなかったのですが、その勉強で勝負に破れた事により、完全に自信を喪失し、再び自分というものが分からなくなりました。
そして、何よりも周りの期待を裏切ってしまった事がさらに僕の挫折感を強めました。
結果として僕は大学受験以降パーソナリティのA群とC群の傾向が強くなり、現在も持続しています。
進学や就職など環境が変わってもいく場所のほとんどで「変わり者」と言われ、ますます「普通」という事が分からなくなり、内向的になりました。
もともと内向的ではありましたが、小中高にはあった自信や普通であろうと努める気力が消え失せました。
以上から、あくまで僕個人の意見ですが、ASDの人の持つ

  1. 興味関心の低さ(偏り)
  2. 記憶力の良さ

の2つの特徴がパーソナリティ障害に繋がりやすくさせるのではと考えています。

1.興味関心が低い →  夢中になれる(強みにできる)ものを見つけづらく
2.記憶力の良さ  →  結果的に勉強が強みとなる

という思考回路です。
もちろん、勉強以外に強みを見つけられるASDの人もいるだろうし、勉強で勝ち続けるASDの人もいると思います。
しかし、僕のように勉強しか強みを持てないケースも割と多いんじゃないかとも思います。

経験から

僕はアイデンティティの確立を勉強でしか形成していなかったため、それが失われた途端に自信を無くし、自分というものが分からなくなりました。
なので、単純で月並みな表現ではありますが、自信を持てる分野を2つ以上作る事が自分らしさを保つ事において大切なことだと思います。
リスク分散ですね。
もちろん、1つの事をトコトン磨き上げるのもアリだと思います。
ただ、それが失われた時の衝撃は結構大きいものです。
なので、失われた時の一時的な保険として別の分野で強みを作っておいてもいいと思います。
それは自分が少しでもやってみたいと思うことだったらなんでも良いと思います。
気が進んだものがあれば軽い気持ちで触れてみてください。
僕も大学受験失敗以降興味が少しでも沸いたらとりあえず触れてみる事にしてます。
そのためか、勉強以外にも少しは得意分野に出来そうなもの(プログラミングや音楽)が見つかり、また少しづつ自信を取り戻せてます。
案外一生付き合える何かが見つかるかもしれません。

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